2008/10/09 Thu.
ョパンのノクターンを参考にして曲を作っているつもりだったのですが、途中ひと段落したところでよくよく聴いてみると、そこはかとなく20世紀イタリアの匂いがするようで、あれれ〜?と思いました。
まあショパン風にこだわっていたわけでもないし、けっこう気に入っているのでこのままにしときます。
おそらく、イタリアをテーマにした久石譲さんのアルバム「Nostalgia」に入っているノクターンに無意識に影響されたのだと思います。
自分の曲が他の人の曲に似てしまうことについて、それほど気にならなくなりました。以前は個性という言葉を必要以上に意識して、誰とも違う曲を作ることが作曲家の使命だ、と自分に言い聞かせていたのかも知れませんが、いつのまにかふっきれていたようです。
作曲は無から有を生み出すことではなく、ちゃんと自分の音楽経験という素材があり、僕が今までに聴いてきた無数の曲の無数の要素の中から使えそうなものを引っぱり出して、パズルのごとく組み合わせて新しいものに変えているだけなのだと思います。
そうすれば普通は既に聴いたことのあるメロディやコード進行にまみれた曲が出来上がりますが、それは別に個性がないわけでもなんでもなく、誰とも違う素材たちの中から、誰とも違う思考過程で引っぱり出されてきた要素の集まりで、きっとそれこそを個性と呼ぶのです。
優れた作曲家の個性の豊かさとは言い換えればその素材の絶対数の多さ、及びそれらを引っぱり出す手腕の巧みさです。別に誰も思いつかないようなメロディを思いつく能力とは限らないでしょう。
以降は余談ですが、こういうと語弊があるかなあ?個性というワードって、質が劣っていることへの言い訳に使える気がします。これも個性だからこれでいいじゃん、的な。
仮にめちゃめちゃ個性的でどんな曲にも似てないようなメロディを作ったとして、それはたぶん誰も思いつかなかったメロディじゃなくて、誰も使いたがらなかったメロディなわけですからね。まあそれを良しとするのも別に良いんですけれども。
2008/10/06 Mon.
然いきなり急で唐突ですが、2005年のミニアルバム「The Sky is Ours」の新装版、「the sky is ours (revised edition)」を制作し、DL販売を始めました。こちらです。
やや難があった曲を削除し新たに何曲か足しました。曲数は11曲から9曲に減ってますが、初版と比べて統一感は増しています。
Tr.1「コタン小路」はほぼ全部作り直しました。Tr.9「最後の青空」は新曲です。
よろしくお願いしますです。
2008/09/25 Thu.
興080925.mp3(Yahoo!ブリーフ)
即興というか実験というか、ミニマルミュージックです。左手はずっと一定で、右手は左手と同時にスタートしたのち16小節に一度♪一個分ずれる、というやつです。
ずれるたびに音程関係が変わり、突然大量に不協和音程が出てきたりして面白いなあ、などと独りで思いました。
2008/09/18 Thu.
曲オブジイヤーですー。
「lynx」→muzie:柳本 顕
ピアノソロばっかり作ってたので、なんか打ち込みしようと思って4年前の曲引っぱり出してきてリメイクしました。
前半はダークで内向的に、後半は全てを断ち切るようにザクザクと疾走させております。lynxは山猫という意味です。
最近重用するようになった平行和音の手法は確かこの曲で初めて使ったんだと思います。まあ手法といっても高校2年当時の認識は「マイナーセブンスだけで曲作ってみっぺwwww俺斬新wwwwww」という程度のものだったんでしょうけれど。そして最後らへんで結局メジャーセブンス使ってるし。
2008/08/23 Sat.
○○は面白くない」
は、
「私は○○○の面白さが理解できる笑いのセンスを持っていません」
と同義なのかもしれない、と突然思いました。思っただけです。
これは必ずしも正しくはないですが、これとは逆に、いろんなものを「面白い」と言う人は笑いのセンスがある、というのはかなり正しい気がします。笑いのセンスって面白さを見いだすセンスだと思うのです。
なので、「笑いのツボは人それぞれ」という意見にはどうしても首を傾げたくなります。
センスがある人から見れば、それこそ大抵のことは面白いんじゃないでしょうか?
笑えないのは面白くないからじゃなくてセンスがないからなんじゃないでしょうか?
残念ながらこの意見はあくまで推測の域を出ないので、笑いのセンスがある方がどう感じられるか伺ってみたいところです。笑いのセンスがある方は是非コメント欄までお越し下さい。
ここから先はあまり大きな声で言いたくない(のでブログに書く)のですが、音楽に関しても、かなり似たことが言えるんじゃないでしょうか・・・。
すなわち、「音楽の価値観は人それぞれ」という意見も少し疑ってかかった方がいいのかも、とちょっとだけ思ったわけです。さすがに作曲家志望の分際で「俺の曲の良さが分からないのはあんたにセンスがないから」等とほざいてたら一刻も早く死ぬべきですが、聴く人に良さが分かるか分からないかを抜きにして、純粋に音楽的な価値のある音楽はあるんじゃないでしょうかと、世の中に絶対善はなくても、音楽に「絶対美」はあるんじゃないでしょうかと思ったのです。思っただけです。
本当の本当に人智を越えた神の音楽があったとして、もしその域まで到達してしまったならば、もはや完全に「分からない方がバカ」と誰をも切り捨てることができてしまうのではないでしょうかと。
いやほんと、ちょっとだけそう思っただけです。
一方笑いに関しては、その分野に携わっていないので言いたい放題言えるのですよね。「笑えない方がバカ」と誰をも切り捨ててしまえる、人智を越えた神のギャグなんてものは、余裕で存在します。
「ねえアリさん、アリさんは夏の間も一生懸命働いていたから、きっと冬の分の食糧はたくさん蓄えてあるんでしょうね。いいなあ。」
「いや、そんなことないっす。わりとぎりぎりっす。」


